GP静岡2017秋のチームシールド楽しみですね記事です。

 

 先週末、チームメイトのBrent Vos、Bas Melisと共にGP Rotterdamで準優勝という結果を収めた。我々はよく準備して、良いタイミングで幸運に恵まれ、そして素晴らしい週末を過ごした。

 

gp-rotterdam

 今日は、チームリミテッドがまだ自分の中でフレッシュなうちにチームリミテッドのトーナメントで勝つのに役立つ4つのtipsをシェアしようと思う。

お互いを支えあえて同じ目標を持つプレイヤーとチームを組もう

 良いチームというのは、目標を共有していて同じぐらいのスキルレベルを持つ3人からなるチームだ。ロッテルダムでは、我々3人の目標は楽しむ事と、出来るならば、BrentとBasをプロツアーに連れていけるTOP4に入ることだった。これは準備の期間中やGP中に我々を奮い立たせてくれた。

 チームトーナメントの話をするといつも、この後世界最高のプレイヤーだと知られるようになるKai Buddeが長年の友人であるDirk BaberowskiとMarco Blumeと共に引退から復帰し、Phoenix Foundation(訳注:Buddeが所属していた当時の伝説的なチーム)を組んで全勝していたプロツアーNew York2001を思い出す。Kai、Dirk、そしてMarcoはチームとして共に上手く動き、そしてこのことが、単に3人のプレイヤーが居ることよりも重要なことだったのだ。同じことがShahar、Paulo VitorそしてOndrejのチームについても言える。GP RotterdamでTOP4に入る前、彼らはNew Zealandへ旅行に行っていたのだ。

 結局、マジックでのスキルと判断において信頼出来て、お互いミスした時にガミガミ言わないとわかっている友人とチームを組めばトーナメントは楽しめるものになる。私達にとっては、TOP4に入るという目標が更にエキサイティングにしてくれた。15分ぐらいで集まって練習出来る距離に居て、一緒に大会までグループで旅行出来るとなお良い。

並行処理に優れたプレイヤーを真ん中に座らせよう

 チームイベントでは誰がA席、B席、C席に座るかを決めなければならない。左右にアドバイスをするために最も上手いプレイヤーが真ん中に座るのが一般的な考えだ。これはこれで恐らく良いのだが、我々は別の戦略を採用した。

 我々はチームで最も経験の浅いBrentを真ん中に置いた。彼が最も並行処理に優れたプレイヤーだからという点が大きな理由だ。私は何か他の事を気にしながら作業をするのが苦手だし、自分のマッチに集中していた方が上手くプレイ出来る。だから横に座るのが良いと思ったのだ。特にチーム全員が同じぐらいのスキルレベルだという場合は同時に複数のマッチに注意を払えるプレイヤーをB席に置いた方が良い。

 

構築時間を賢く使おう

 チームシールドのデッキを作るには沢山の決断を下す必要がある。1時間というのは一見長く見えるかもしれないが、実はそんなことはないのだ。

 予め最低でも一度はチームシールドの練習をしておいて、時間に自分を慣らせておくのが良い。BasとBrentと私で複数回顔を突き合わせて練習したし、これが非常に役立ったという自信がある。

 大まかなガイドラインを示しておこう。我々は概ねこうして時間を使う。

  • Minute 0-2: それぞれがプールの1/3を担当し、カードを色順に並べる(ここでは便利のため、アーティファクトと多色のカードは”6色目”としてカウントする)。
  • Minute 2-7: それぞれが2色づつカードを何らかの規則でソートしていく。マナカーブでソートするのも良いだろうが、しかし我々は3種類の束にソートする事にしていた。弱いカード(例えば《敏捷な革新者/Nimble Innovator(KLD))、良いカード(例えば《水辺の虎/Riparian Tiger(KLD)》)、そして素晴らしいカード(例えば《溶接の火花/Welding Sparks(KLD)》)だ。
  • Minute 7-13: 一人一人、各人が自分の担当した色から一番良いカードとシナジーを紹介する。この色は底が深いか浅いか?もし深いなら良いマナカーブや除去、この色の中でのシナジーが有って単色に近い形でデッキを組めるか?それか穴があるから2つのデッキに分けるべきか?他のカードと組み合わせて使うことで強くなるカード(例えば《霊基体の匪賊/Aetherborn Marauder(KLD)》《競争排除/Eliminate the Competition(KLD)》)は有るか?ある一色が3マナ、4マナばかりで他の一色が2マナと除去ばかりなのか?《空中対応員/Aerial Responder(KLD)》のようなマナベースに負荷をかけるカードはあるか?チームメイトがこうしたまとめを話している時は議論は要らないー他のチームメイトはただ注意して話を聞くだけでいい。
  • Minute 13-22: これぐらいの時間で恐らく既に君は構築に向かおうとしているが、しかしまだカードはそのまま並べて置いてあるだろう。ここで簡単に3つのデッキについてブレインストームし、その選択肢をメモしておくと良い。オープンな気持ちでそれぞれの選択肢のメリットを分析しよう。もしプールの多色カード全部を使えるような組み合わせが作れたなら良いことだ。しかし、必ずしも必要な事ではない。しっかりしたマナカーブが有って、強固なマナベースを持ち、 首尾一貫したゲームプランを作れる3つのデッキを用意する事が重要だ。黒のアーティファクトデッキ(概ねアグレッシブな黒赤デッキ)、緑ベースのデッキ(概ねエネルギーカードが多く入った緑赤か緑黒で少し他色のタッチもする)、そして弱点を補強する他の色のカードが少し入ったほぼ白単のデッキ。カラデシュチームシールドにおいてはこの3つの組み合わせが典型的だと発見した。青は概ね弱いため、ボムが有ったり、《歯車襲いの海蛇/Gearseeker Serpent(KLD)》が複数有ったりしなければ殆どの場合無視する。長い議論の後、3デッキの組み合わせを2つに絞り込まなければならない。現実的にこの2セットしか組む時間は無いからだ。
  • Minute 22-28: まず弱い方の組み合わせで1つ組んでみよう。テーブルの回りにカードを配し、全員の目の前に23-24枚のカードを並べる。その後、全員でデッキを確認してどんな印象かを話し合う。
  • Minute 28-34: 次に、強いと思われる方の2つ目の組み合わせを組んでみよう。要領は1つ目と同じだ。
  • Minute 34-36: もし1つ目の組み合わせの方が強そうだと思ったなら並べなおそう。時間がもったいないから、最初の評価が正しくて、2つ目の組み合わせの方が強い事が望ましいね。もし何かが本当に足りなくて、他の組み合わせを試さねばならない場合はそうしよう。しかし、素早くやらなければならない。
  • Minute 36-46: 最初の席から時計回りで席を替えよう。こうしてメンバーが最初に組んだデッキを相互にチェックして提案していくのだ。最後のスロットを一緒に検討していく。
  • Minute 46-50: 個々のプレイスタイルに合わせてデッキの担当を決めていく。サイドボードのカードを振り分ける。複数のデッキに入りうるサイドカードについては、各デッキが特定のカードに対してサイドインする可能性について話し合う。
  • Minute 50-60: リストを記入し、正しいことを確認し、最後の問題を解決し、デッキリストを提出する。

 45分というのは良い目安になるーこのタイミングでメインデッキはほぼ完成していたい。最後の処理に2-3分しか必要ないなら大したことはないのだが、サイドボードの振り分けにかける時間をあまり過小評価しない方がいい。

相手のデッキについてメモをしてサイドボードを沢山しよう

 個人リミテッドのトーナメントでは相手がプレイするカードを1枚1枚メモすることを習慣にしている。相手がプレイしたクリーチャーのパワー/タフネスをメモし、コンバットトリック、ボム、インスタントについては!マーク付きでメモをしておく。この行為にあまり時間をかけるわけにもいかないため、私は相手が考えている時に1-2枚メモすることにしている。

 サイドボード後のゲームでどのカードをプレイするか考える時や、サイドボーディングの最中にこのメモは非常に役に立つ。私はリミテッドのゲームでかなりサイドチェンジをする。アーティファクトのボムに対しての《壊し屋グレムリン/Ruinous Gremlin(KLD)》や飛行に対しての《撃墜/Take Down(KLD)》をサイドインするのは当たり前だが、《プラカタクラブの用心棒/Prakhata Club Security(KLD)》《シャイラ専有地の賢者/Sage of Shaila's Claim(KLD)》をサイドインすることは相手に強いクリーチャー基盤を作れるため、もっと重要なのだ。3/3のクリーチャーを多く見たら2/3を抜いてして3/4を入れるし、3/2のクリーチャーを多く見たら、こちらは3/3を抜いて2/1を入れる。

 事情はどちらが先手か後手かでもまた変わる。《撃砕確約/Built to Smash(KLD)》《襲拳会の扉破り/Maulfist Doorbuster(KLD)》のようなカードは攻めている時のほうが輝くため、先手で強い。一方、後手ではそんなに多くのマナソースは要らない。まだ土地を16枚にしていなかったら(カラデシュリミテッドではマナの余った使い道があまりなく、6マナ以上のカードもあまり無いため概ね正しい)、後手では土地を減らすのが賢明だろう。

 こういったテクニックはチームシールドでは更に重要になる。以下の2つの理由からだ。

 まず第一に、個人リミテッドよりもサイドボードの選択肢が多く取れる。6枚以上サイドインして全く違う戦略でサイド後のゲームを迎えることも珍しくない。

 第二に、一人がマッチを終え、チームメイトのヘルプに回る時、過去のゲームで見えたカードが全て書いてあるメモが有れば非常に役に立つ。こうしておけば全く同じ情報を共有出来、更に良いアドバイスが出来るだろう。

最後に

 チームトーナメントはいつだって楽しい。私の書いた考えが真理に触れている事を願っている。この先の大きなチームリミテッドの大会としては、今週末にワールドマジックカップが有る。また、2017年にはメキシコやシドニーでもGPが有る。お見逃しなく!