どみなんとの備忘録

ゴリラのじゆうちょうです

【翻訳記事】The 5 Traits of Highly Tilted People

 久しぶりに更新します。これからまた更新していけるようになるといいな~って思います。

 

 

 ティルト。私たちの誰もが陥り、そして2度と陥りたくないと願うもの。
 
 "ティルトは精神や感情の混乱からくるフラストレーションによって全く最適でない戦略を選択してしまうプレイヤーの精神状態を表すポーカーの用語である。こういった精神状態のプレイヤーは通常、過度に攻撃的になる。[...] 'ティルト'の語源としてはピンボールマシンを傾けることに関係しているという説がある。" (Wikipedia)
 
わかってる。ウィキペディアはソースとして使っただけだ。自慢できる事ではないが...
 
ティルトの感情による悪影響は、自分がどのように物事を良くすることが出来るかよりも、どのように上手くいかなかったかを考えてしまうところにあるだろう。
 

ティルトの症状は自分を哀れむぐらいのレベルからテーブルをひっくり返すくらいのレベルまでまちまちだ。しかし、問題の本質は、上手く出来た事よりも悪かったところばかり気にしてしまうという事だ。

 
悪い事に打ちのめされた後にティルトを感じるのは自然な事だし、殆どの人間が同じような思いをするだろう。私がティルトについて考えるとき、Phil Hellmuth(※訳注 ポーカーの有名プレイヤー)がリバーで役を組めなくなって大根役者になってしまっている時のことをよく考える。こういった状況を他の人より上手く乗り越える人も居るだろう...
 

私はトーナメントマジックにおいて、ストレスやフラストレーションを優雅さや気配りをもって常にコントロール出来るタイプのプレイヤーではない。自分の態度を変えるのに大量のエネルギーを費やしてきた。そしてそれは私のプレイに大きな変化を生んだ。

 
 マナスクリューやトップデッキされたカードへの怒りからティルトは表れる。災難に対してどのように対応するか、苦難をどう乗り越えるかに関して、これは大きく関係してくるんだ。
 
1.論理的だが不合理
 
 よくある話だ。君は2ゲーム目を勝ちそうだ。ゲームも終わり際、マッチを取るのも目前だ。しかし対戦相手はクレイジーなカードをトップデッキしてゲームを奪っていった。もしくは君は3枚の土地があるハンドをキープして7ターン目になってもまだ4枚目を置けなかった。
 
論理的に考えれば、こんなゲームの負け方はそうそう起きないものだと分かる。90%の確率で勝ちそうで、そして10%の事が起きてしまったのだ。なんてアンラッキー!
 
しかし、この矛盾は現実だ。今起きた事は統計的に起こりそうにない事だとプレイヤーは知っている。ここでの鍵は、起こりそうにもない、であって、起こり得ないではないということだ。起こりそうにない結果だが、しかし有り得る結果でもあるのだ。
 
ティルトの不合理な側面は望ましくなく、理想的でない結果をもたらす。次の動きを考えたり、次のゲームに集中したりするべきなのに、その望ましくない結果がどれだけ不幸だったかばかり考えてしまう。これは愚かな思考を導く。「自分のマーベルは毎回空振りするのでは?」「いつもマナスクリューしてしまうのでは?」
 
解決方法
 望ましくない、アンラッキーな結果はまぁまぁよくあることだと受け入れ、良いプレイをし続けるよう集中する努力をするんだ。相手のポケットキングス(※訳注 テキサス・ホールデムで初手がKKのこと)でベストエースを引くのを半ダース以上も見てきた。君は不運な目に遭う最初の人間でもないし最後の人間でもない。今手元にある問題から目を逸らしてはならない。
 
2.腹が立つ
 ティルトはフラストレーションの発揮として表れる。ティルトに陥ったプレイヤーはその不運な目に有った出来事に対して目に見えて動揺していたり、怒っていたりするものだ。
 
悪い事ばかりが起きているように思える日を経験したことはあるかい?
 
恐らくそれはただ不運なだけではないだろう。イライラしてる時にベストなプレイが出来ているとは到底思えない。ネガティヴな気持ちに囚われている時、大きな視点で物事を見ることは難しい。不運の例を見ていくと、良いプレイが出来ておらず、違うことに意識が取られている事が多い。
 
不運に見舞われたことばかりをラウンド間に考え、次のラウンドのファーストゲームでマリガンしたのを不運が続いてると考え出すと、もうベストを尽くすよう集中する余地が無くなってくる。
 
解決方法
 レリゴー!もし、君がコントロール出来ないところにある力が君にマッチを落とさせたのならそれはどうしようもない。良いプレイを尽くして負けたのなら恥じるところは何らない。次のラウンドも良いプレイを尽くして、良い結果を得ようとするだけだ。起きた事は起きた事。次がどうなるかは君次第なんだ。
 
3.素早い解決方法を求める

 マジックはマラソンだ。短距離走ではない。ゆっくりと、そして確実に良くしていくものだ。

 

簡単にティルトに陥ってしまう人間は短絡的な満足感を求めている。当然の事だが、1ゲームはただ1ゲームだ。そのゲームの結果に高い利益がかかっていたとしても、しかしそれは数あるトーナメントの海の中の一つに過ぎないんだ。
 
ティルトが過剰にアグレッシブなプレイに繋がる事も良くある。その理由は、負けを補償する1番早い方法は勝つ事だからだ。負けの積み重ねを癒すには勝ちを積み重ねるのが楽だからだ。
 
マジックをプレイする最もベストな精神状態は怒りに目を塞がれた状態ではなく、クリアで明瞭な状態であるという事はみんな同意してくれるだろう。落ち着いて自分のゲームをやろう。
 
デッキ選択の観点でのティルトもイベントからイベントへ持ち越されてしまう。最強だと思ったデッキを大会で負けた後に捨てたくなった事は有るんじゃないか?
 
「僕の霊気池はいっつもスカるんだ!なんてこった、もうマルドゥ機体使う!」
 
合理的に考えよう。霊気池デッキがベストデッキだと考え、上手くプレイしたが、不幸に見舞われた。ならなんでデッキを変えるんだ?繰り返してくれ「もしよく練習して、良いプレイをして、そして自分の力の及ばないところで負けたなら、それはそこが他のデッキなら君を救ってくれていたか?」
 
解決方法
 マジックは兎にも角にも長いゲームだ。走り続ける君は、時々実際よりも暑くなってしまうかもしれない。実際よりも寒くなってしまうかもしれない。プレイの平均を考えるのもその一部だ。負けを取り繕おうと過剰反応してはいけない。簡単な解決方法などない。有るのはハードな練習と忍耐だけだ。
 

4.競技的である

 競技的になるのはゲームにおいて良いことだ。競争は出来る限り良いものになるように動機づけるものだ。競争の精神は、偉大な人々の一部でもある。

 

しかし、その気持ちが適切ではない使われ方をした場合、不利をもたらすだろう。

 

自身の強さに関係なく、皆が勝ちたいと思っている。しかし、勝ちたいと思うことと勝とうすることは別のことだ。

 

私は負けるのが嫌いだ。しかし、敗北は私がプレイしているゲームの一部分であるとも受け入れている。ティルトに陥る人間はどうやって負けたか、誰に負けたかに関わらず、それを自分から受け入れる事が出来ない。

 

競争心はティルトに陥る人の特色でも有るが、これは必ずしも悪いことではない。競争心を維持しつつもそれをチェックし続けて欲しい。精一杯プレイするだけじゃなく、自分自身のベストを出すことが鍵だ。

 

Draymond Green(※訳注 バスケットボールの選手)はここで話していることの良い例だ。ファンであるかどうかに関わらず、彼が熱心なプレイヤーで110%競技的であることに異論はないだろう。しかし、昨年のプレーオフではあまりに熱心にプレイし過ぎ、そして思慮が足りなかったため、ファウルを犯してしまい、重要な試合でサスペンドされてしまった。

 

熱心で居続けるのと上手くプレイする間でバランスを取るのは重要だ。勝ちたいという気持ちだけで頭から突っ込んでいくのは何の助けにもならない。競争心を自身のコントロール下に置いておけば、最高のプレイをすること出来るはずだ。

 

解決方法

 深く考え、ベストなプレイをしよう。競技的で勝利に熱心で居るのは良いことだ。しうかし、勝ちたいという欲求が自分の能力を超えてしまう時は気をつけて欲しい。熱心で競技的なプレイヤーは強いが、その気持ちのコントロールを失ってしまえば危険人物だ。

 

5.賢いと感じたいし、愚かだと感じたくない

 真面目な話、賢いと感じたくなくて、愚かだとも感じたくない人は誰だ?人間だけだ。

 

どのようにして人が負けても、敗北によって君は天才だなんて気分になるわけではない。確かに、プレイについて良く思うことと、いくつかの結果についての検証には関係があることが時々ある。

 

誰もが認められたいと思っている。私たちは私達がしていることに得意でありたいし、自分の実績にプライドを持ちたいと思っている。勝ちたいんだ。

 

上手くプレイし、勝ちそうだなと思い、しかし、自分の力の及ばないところで負けた時、非合理な論理が働き始める。私は何かを違う事が出来ただろうか?そりゃ酷いプレイをしてても毎ターンパーフェクトなカードを引ければ勝つだろうよ...

 

長期的な視点においてこういった考えは全く役に立たない。私も知っているし君も知っている。みんな知っている。でも、固執してしまうんだ。

 

勝利は知性を意味しないし、敗北はそのまま愚かさに繋がるわけではない。それだけのことだ。これを切り離すにはメンタルトレーニングが必要だ。その日1日を自分のベストを尽くすことに集中すれば、目標達成に確実に近づいていく。

 

プレイが素晴らしくてもトップ8に入れないことはあり得るんだ。上手くプレイし、成長していることに誇りを持って欲しい。そうすれば目標は自ずと達成可能になる。

 

解決方法

 今日勝ってるのか負けているのかと、マジックが上手いか下手かを一緒にしてはいけない。自分のプレイを地に足がついた状態で見れて、最初から最後までトーナメントで良くプレイできたなら、それにプライドを持って、向上を続けて欲しい。

 

ティルトは奇妙だ。これについて考えれば考えるほど、ティルトの気持ちを助長する感情は普通で、自然な事なのだと気づく。

 

ティルトは普通のことだが、不便だ。これはデメリットだ。ティルトに陥ることは自然な反応かもしれないが、トーナメントカードプレイヤーとしてはそれを自覚し、押しのける方法を探すことが重要だということだ。

 

マナスクリューしてそれにイライラしてはいけないというルールはないがーーこういったネガティブな感情がマジックをプレイする能力に害を成すことを覚えておいて欲しい。

 

ティルトに陥るのは簡単な事だから自然なことなんだ。ティルトの状態は苦難を経験するにあたって、最初の状態だ。レベル0だ。こういった感情や気持ちをコントロールする事を学べば、マジックだけでなく、普段の生活の中で冷静になり、良い決断を下せるようになるといった明確な利点がある。