どみなんとの備忘録

ゴリラのじゆうちょうです

アタルカレッドでPPTQに出てきました

 悪夢の0-3の記憶が過ぎりますが、なんとか気合を入れて参加をしてきました。

 

 

 

デッキ選択

 現在のスタンダード環境は4cラリーによって定義されていると言っても過言ではありません。《先祖の結集/Rally the Ancestors(FRF)》とサクリ台である《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(9ED)》、そして《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat(BFZ)》によるコンボを中心としたデッキです。《反射魔道士/Reflector Mage(OGW)》の加入により、ビートダウンデッキ相手へのテンポ獲得、《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost(KTK)》や《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》といった強力なメタカードに対するメタになります。このカードは非常に強力で、生半可なビートダウン戦術を寄せ付けません。このカードが加入した4cラリーは現在のメタゲームの頂点に立っていると言えるでしょう。

 それに気づいたのがPPTQの2日前でした......。

 ラリーを相手だと想定し、欠色入りアブザン、黒単エルドラージ、アブザンブルー、赤黒ドラゴンを試しました。ハンデスではラリーに勝ち切れないのがわかり、アブザンと黒単エルドラージが没。土地の置き方、フェッチの切り方でミスを犯しやすい上に、ラリーに必ずしも強いとは言えないアブザンブルーも没......。赤黒ドラゴンはかなり良さそうに見えましたがどうしても引きムラが生まれる点が気になり、没となりました。結局、コンボを決めればどんなデッキ相手でも大体ワンチャンが有るでしょ!!!と叫びながらアタルカレッドを使うことに。しかもそれが最終的な結論だったのでアタルカレッドを調整する期間もなく、ほぼほぼぶっつけ本番で持ち込むことに。今回はあんまり試せませんでしたが、マルドゥグリーンも強いと思います。

メインボード

 以下が今回使ったレシピです。メインボードはGP名古屋のサイドイベントで勝ってたやつをそのままコピーしました。

樹木茂る山麓4
血染めのぬかるみ4
吹きさらしの荒野4
燃えがらの林間地2
山6
森1

-土地(21)-

僧院の速槍4
鐘鳴らしのズルゴ2
ケラル砦の修道院長4
無謀な奇襲隊2
棲み家の防御者4


-クリーチャー(16)-

タイタンの力4
強大化3
ティムールの激闘3
乱撃斬2
アタルカの命令4
ドラゴンの餌4
軍属童の突発3


-呪文(23)-

 《棲み家の防御者/Den Protector(DTK)》は地上クロックが止まりやすいラリーやアブザン相手でも強く使えますし、特にこの2デッキは上手くこのカードを除去することも出来ないため、裏で出したこのカードが生きて帰ってくることも充分に有ります。タップアウトした相手に、パンプスペルをオールインしたデンプロという勝ち筋も生まれます。
 
 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(KTK)》は勿論入れたくは有りませんが、2ターン目に表で出すデンプロも弱くはなく、それが必要となる場面も有りますので、デンプロが4枚投入されている以上仕方がないでしょう。

 

サイドボード

以下がサイドボードです。

わめき騒ぐマンドリル2
引き裂く榴弾3
炙り焼き4
焦熱の衝動2
極上の炎技1
無謀な奇襲隊1
ピア・ナラーとキラン・ナラー2


サイドボード(15)-

 《極上の炎技/Exquisite Firecraft(ORI)》はほぼ5枚目以降の《焙り焼き/Roast(DTK)》だと考えています。カリタスが着地し、残ってしまうと2秒で負けるからです。2秒は言い過ぎでも、返しで必ず勝つぐらいでなければ非常に厳しいゲームになってしまうので投入しました。
 
 サイドチェンジは以下のような形でやることを想定していました。
ラリー
out
トークン7 ショック2 奇襲2
in
インパルス2 榴弾3 ロースト4 ナラー2

ランプ
out
Outburst3 ショック2
in
ロースト4 Firecraft1

アブザン
out
ショック2 Outburst3 奇襲2
in
ロースト4 Firecraft1 ナラー2

ミラー
out
バトルレイジ2 強大化1 デンプロ4
in
ナラー2 インパルス2 猿2 奇襲1

マルドゥ
out
デンプロ4 バトルレイジ3 ショック2 強大化2 タイタン1
in
インパルス2 ロースト4 Firecraft1 ナラー2 奇襲1 猿2

ジェスカイ
out
Outburst3 デンプロ4 バトルレイジ3 強大化2
in
インパルス2 ロースト4 Firecraft1 榴弾3 猿2

エスパーコン
out
バトルレイジ3 強大化2 ストレングス1
in
猿2 Firecraft1 榴弾3

青赤果敢
out
バトルレイジ3 強大化2 デンプロ4 ストレングス1
in
ナラー2 インパルス2 猿2 奇襲1 榴弾3
 
これらを基準に先手後手で《乱撃斬/Wild Slash(FRF)》の枚数等を変えていました。

 

試合結果

 さっくり書きます。

・1回戦

マルドゥグリーン ☓◯☓

 相手が先手で両者初手キープ。相手の《魂火の大導師/Soulfire Grand Master(FRF)》をデンプロで相打ちするか悩むもこれをスルー。2体目の魂火が着地した辺りで大変なことになっていることに気づくも、もう今更遅く、1体を仕留めるも2体目に《アブザンの魔除け/Abzan Charm(KTK)》でカウンターが載せられてライフレースも盤面も負けに負ける。

 両者初手キープ。こちらが先手で1t目《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》、2t目《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(ALA)》、3t目《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker(DTK)》と怒涛で唱えられた《無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhacker(OGW)》。トップが《光輝の炎/Radiant Flames(BFZ)》でないことを確認した相手は投了。

 両者初手キープ。速槍とトークンに《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》を加え、イケイケオラオラ。奇襲隊も加わって流れを掴むも、サルが《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》で処理され、《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》が着地し、ジリジリと追い詰められ、負け。

 

・2回戦

ラリー ☓☓

 相手が先手でこちらはワンマリ。速槍とデンプロ、トークンで叩き続けるも、他に身が無く、徐々に地上が止まり、カンパニーから《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter(BFZ)》とズーラポート、そしてラリーが2回発動されて負け。

 こちらが先手でワンマリ。《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》、《強大化/Become Immense(KTK)》、《ティムールの激闘/Temur Battle Rage(FRF)》、速槍、ズルゴ、ナラーのハンドをキープしたところそのまま土地が止まる。幸い、相手も2で土地が止まっているようで、速槍が殴り続ける。ハンドが詰まったこちらが3枚ほどディスカードしたころ、土地に先にたどり着いたのは相手だった。3、4と順調に土地を伸ばし、カンパニーをキャスト、更に続くターンにラリー。僕はその頃にようやく2枚目の土地を引いたのだった。

 

・3回戦

ラリー ◯◯

 相手が先行で両者初手キープ。先んじて《永代巡礼者、アイリ/Ayli, Eternal Pilgrim(OGW)》がキャストされ、地上が止まりかけるも、トークンと《アタルカの命令/Atarka's Command(DTK)》2枚でゴリ押して勝ち。

 相手が先行でダブマリ。途中アイリや、カンパニーから表れた《アラシンの僧侶/Arashin Cleric(FRF)》が何度かライフゲインをするも、アラシンの僧侶にはアタコマを合わせてゲインを阻止。また、大変異で大きくなったデンプロが止まることなく殴る。相手ターンにカンパニーがキャストされた返し、白1マナしか立ってないため、デンプロに《タイタンの力/Titan's Strength(ORI)》、強大化をつぎ込んで勝ち。

 

・4回戦

アブザン ☓◯◯

 相手が先行でこちらワンマリ。相手の繰り出す《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree(FRF)》、デンプロの脅威に対応しているうちにサイが着地して負け。

 こちら先行で両者初手キープ。サイが出た盤面にナラーをキャスト。返しにまたサイが出されるもタップアウト。飛行機械トークンに強大化バトルレイジコンボをキメて勝ち。

 相手先行で両者ワンマリ。相手の繰り出す脅威をローストし切って勝ち。

 

・5回戦

ランプ ◯◯

 相手先手で両者初手キープ。相手がもたついている間に4マナまで伸びたこちらがストレングスを抱えて《コジレックの帰還/Kozilek's Return(OGW)》をケアしながら強大化バトルレイジして勝ち。

 相手初手で相手ワンマリ。ジャディの横枝を3体出され、《進化する未開地/Evolving Wilds(DDN)》で6点ゲインされたり継続的なゲインをされるも、それ以外に身を引いていないようで根気強く殴り続けて勝ち。

 

・6回戦

ブリンクラリー ◯◯

 アブザンカラーで《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer(OGW)》を中心としたラリーデッキだそうです。

 こちら先手でワンマリ。サイが2体ほど着地するも、そのタップアウトの隙にバトルレイジが間に合ってコンボで勝ち。

 相手先行でワンマリ。アラシンの僧侶やズーラポート、《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》でグダらせられ、サイも出るが、デンプロで墓地のタイタンの力を使いまわしたりしているうちにナラーを引いて飛行クロックが殴り切り、最後はナラーのバーンも合わせて勝ち。

 

 

 という感じに4-2......。トナメ上がりは13点からだったので残念ながら予選落ち。でもまぁ最初に2連敗してる時点でほぼ目無しなのは覚悟していたので.....。それに最初に2連敗して4-2と、4連勝からの2連敗での4-2は割りと価値が違うとも思ってるので。それでもまぁ前回の0-3から少しは成長したかな......?って感じのPPTQでした。